福井県福井市／福井県立美術館

お隣、福井の県立美術館。

福井には市立の福井市立美術館アートラボふくいもあり、どちらかというと市立の方が興味のある企画展が多いのでよく行きますね。

県立の方はわりとマニアックなやつが多いかな。

直近で開催していたのは、あのサザエさんの制作で有名な「エイケン」の展示会。

タイトルが長い　笑

「テレビアニメーション創成期から現在まで50年　エイケン制作アニメーションの世界」です。

最近はあんまりヒット作はないけれど、昔は有名な作品いろいろ作ってたなぁ。

モノクロ時代だと

アトムに対抗して作った「鉄人28号」とか「宇宙エース」「宇宙少年パピィ」「エイトマン」。。。懐かしいなぁ。

「UFO戦士ダイアポロン」なんて今見るとクオリティの低いロボットのデザインに笑ってしまう。

初代のアニメ版鉄腕アトムが1963年（昭和38年）、その影響を受けて

エイケンの前身の日本テレビジョン（TJC）映画部が「仙人部落」「鉄人28号」を制作したのも同年。

だから、エイケンとしては50年だけど前身の映画部から数えると57年。

日本のテレビアニメーション（昔はマンガ映画って言ってたなぁ）の黎明期から続いている制作プロダクションってエイケンぐらいじゃないのかな。。

で、展示作品。

懐かしいなぁと思いながら見てたんだけど、途中でふと気がついた。

セル画がやたらとキレイ。。。

昔は手描きでトレースしてたからキレイに残っているのかなぁ保管能力高いなぁと最初は思ってたんだけど、どうもキレイすぎる。。。

第二次アニメブームの頃にはトレースは「ペンで手描き」ではなく、動画をコピーしてセル画に印刷していたので、最近では残っているセル画は、ほぼ線が消えかかっているモノばかりなのです。

なので、こんなにキレイな状態はおかしいな。。と。

まぁ興業だからね。展示用のものなんだろうね。

でも、見る方としたら、たとえ線が消えてても実物のセル画がみたいなぁ。