この春に亡くなった大林宣彦監督。
尾道三部作で有名な尾道に先日行ってきました。
「シネマ尾道」という映画館。
映画の町と言いながら、1件も映画館がなかったことがあるこの街で、憂いた女性がNPOを立ち上げて、2008年10月に映画館を復活させた「シネマ尾道」。
シネコンが増殖する中、全国的に単館の映画館が減っている。
「ビーーーーッ」となったら慌てて席に着いた昔の映画館がなつかしい。
で、大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館」を
(わざわざ)尾道まで見に行きました!
最初は「あー(大林)らしいな」と見てたのですが
だんだんその映像の迫力に目が離せなくなりました。
死期を悟ったからこそ、今やるべきこと、やらねばいけないことをすべてぶつけられた感じでした。
後日談やかける思いをあとから知って、さらに感動しました。
興味のない人には3時間の長丁場はツラい作品かもしれません。
同時上映が、これまた粋。
大林宣彦監督がこれからの映画界を託した3人の映画監督の一人の樋口真嗣。
脚本は二人目の岩井俊二。
「8日で死んだ怪獣の12日の物語」
発想と着眼点がうまい。コロナで自粛中のあの時にしか取れないあの映像と今しかリアルに受け取れないだろう上映のタイミング。
うまいなぁと感心。
せっかく尾道に来たのだからと「尾道ラーメン」。
この日、商店街が休みだったので駅前の開いてたお店へ。
そうそう、美術館。
「海辺の美術館」の誘導看板を見つけたので行ってみようと探していたのですが見つからず、諦めかけたとき見つけました。
まさに「海辺」でした笑
旅の港町ってなんかいいですね。
尾道って有名なのに微妙に寂れているところが
ぶらり旅にはいい感じでした。
- シネマ尾道
- 〒722-0036 広島県尾道市東御所町6-2
- 電話&FAX 0848-24-8222
- 112席・1スクリーン
- おのみち海辺の美術館
- 広島県尾道市土堂の海岸一帯
- 電話/尾道市観光課 0848‐38‐9184
- 利用料金/無料
- 駐車場/近隣の駐車場をご利用ください
- 営業時間/年中公開