京都・太秦。といえば東映映画村。
その近くにある大日本印刷の一角にある「京都dddギャラリー」。
さすが印刷会社のギャラリーだけあって、グラフィックデザインやグラフィックアートを中心に年に5~6回ほど展示会をやってるのですが、なかなかタイミングが合わず行けてなかっいたのです。
「会社」なので、日曜・祝日が休みだったりってのもあるのですが。。。
ここは大日本印刷株式会社(DNP)の創立130年記念事業として設立されたDNP文化財団が運営しています。
施設のギャラリーなので、建物自体は特に変わったところはありませんが、「無料」で入館・見学できるのは企業の良心ですね。
今回は、中島武展に行ってきました。
絵とタイポグラフィをみたら、きっとわかるはず。
そして、ちょっと懐かしい昭和の雰囲気が味わえるタッチは誰もが見たことのあるイラストだと思います。
自称「シックスティーズ」と言ってるほど60年代の雰囲気が漂うイラスト。
なるほどなと思ったのは、作品が「印刷される」ために描いてること。
作品として100%仕上げたものでは無くて、「版下」を作る感じで切り貼りしながら仕上げている。
(「版下」は、印刷用の版を作るための元をつくる行程ですが。もはや死語だな。。笑)
期待通りの「線」のうまさ。
単純だけど的確にディフォルメしているフォルムは秀逸。
しかも、ちゃんと画力があるからできる。
リアルな似顔絵もうまい。
いま、こんな作家いないよなぁ。。
60年代はたくさんいたなぁ。
京都dddギャラリー
京都府京都市右京区太秦上刑部町10
TEL:075-871-1480
開館時間/11:00-19:00(土曜=18:00まで)休館:日曜・月曜・祝日